うつ病と友に -共存blog-

『うつ病』と共存中。「うつ病の方」「それを支える方」そして「自分」のためのブログ。つらい事や考え方…など、その想いを『共有・共感・支え合い』何か一つでもみんなで光を見つける。そんな場になればと思っています。

ちょっと気になる【睡眠】のお話

私が通っている心療内科クリニックでは、月に一回住民に向けた講習会を開催しています!

 

先月は

『ちょっと気になる【睡眠】のお話』

という講習会だったので参加してきました!

 

今回は、そこで教えてもらった事を記事にしたいと思います。

 

 

睡眠の役割

 

脳と体の休息

 脳は体重の約2%しかない(体重60kgの人で約1.2kg)活動時の消費エネルギーは全体の20%←エネルギーのほとんどは脳に使われている。

要は、小さいクセに莫大なエネルギーを消費している。

だから睡眠をとることでオーバーヒートを防ぐ。

 また、

成長ホルモンの分泌が行われ、成人だと壊れた組織の再生に関与している。

免疫との関連もあり、リンパ球・白血球の活動、分泌がされる。

 

記憶の整理、固定

 夢は記憶の整理や固定といった作業をしているといわれている。

 

 

 

睡眠の種類

 

レム睡眠

(Rapid EyeMovement:REM )

※眼球が動いている睡眠

 ・体を休ませる

・筋緊張をゆるめる

・夢をみる

ノンレム睡眠

 ・脳を休ませる

 

睡眠時はこのレムとノンレムを約90分間隔で繰り返している。

 

不眠症について

・成人の約30パーセント以上が不眠症で悩まされている

・睡眠時間は個人差があるため○○時間の睡眠が良いとは一概には言えない

・注目すべきは、睡眠時間よりも、日中の活動に影響があるかどうか

 

原因

〇病気

・鬱などの精神疾患

睡眠時無呼吸症候群

・レストレスレッグ症候群 ※手足がムズムする感じがする

 ・概日リズム睡眠障害 ※昼夜逆転など

 

〇ストレス

・覚醒の力が強くなってしまうため

 

〇生活習慣

・運動

・昼寝は20分以内

・寝溜めは逆効果→体内時計を狂わしてしまう

・カフェインの取りすぎ→覚醒効果は約5時間効いている

・お酒→寝付きは良い。アルコールが抜けると覚醒してしまう。睡眠の質を落とす

・睡眠時間にこだわらなくていい

・眠くないのに床につかない。→余計に寝れなくなる

治療

〇生活習慣の見直し

 ・特に生活リズム

  体内時計を意識した生活。まずは朝日を見る。

 

薬物療法

睡眠薬

抗不安薬

抗うつ薬

漢方薬

・その他安定剤

など、これらの薬物療法はその人個人に合わせた量や種類を選んで治療していく

 

良くある質問として、

一生飲むの?

癖になったりしないの?

 

と聞かれるが、

一生飲む訳ではない。

最近の薬は依存性が少ないものが多い。

 

の、ようです。

また、自己判断で突然薬をやめると反動で逆に眠れなくなります。

 

薬を減らすには、

漸減法・・・1~2週間毎に半欠けずつ減らしていく(症状悪化で戻していく)

隔日法・・・一日おきに薬を飲むようにする ※もともと薬が少量の人

などの方法があるそうです。

 

まとめ・所感

良い睡眠をとることで、脳と体そして、心までも休息ができることがわかりました。

良い睡眠をとるためには、規則正しい生活、特に体内時計を意識した活動に心掛けが重

要です。

 

「眠れなかった布団に入らなくていい。」「睡眠時間にこだわらなくていい」

この言葉は気持ちを楽にしてくれた言葉でした。

 

鬱などの病気がある場合はそちらの治療がまずは第一優先になるそうです。

処方薬も自己判断で減らすのでなく、医師へ自分の考えや想いを伝え、お互いに相談し合い薬の増減 を決めていくのが良いと感じました。

 

『生活習慣をきちんとし、

薬は一生ものじゃないことを信じて治療していこう』

 

 

 

今日は、私が通うクリニックで開催された『睡眠』について触れました。

皆さんの睡眠の質はどうですか?

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はじめて「目次機能」や「見出し機能」使ってみました。この記事を書くのに3時間かかりました(笑)